高温の場所に設置する火災感知器と防火設備
定温式スポット防水型 100℃
現場:東京都某所
火災感知器は各々の場所に適した特性のものを
設置する必要があります。
今回設置した場所は高温の場所。
ナポリピッツァのお店てピザ窯上部に
火災感知器を設置する事になりました。
大変立派なピザ窯です。
少し見にくいですが上部にある白いものが火災感知器です。
設置した感知器は
定温式スポット防水型 100℃用
施工前に管轄の消防署へ行き設置の許可を頂いてからの
施工です。場所によっては100℃の感知器の設置を
認められない場合がありますが今回はすんなりOKを
いただきました。
100℃の定温式スポット型感知器には
作動時に光る赤LEDが設置されていないのが特徴です。
ピザ窯と客席の間には防火シャッターが設置されています。
安全に設置されているので可能性は大変低いですが
最悪のケースを想定するとこの防火シャッターが火災から
命を守ってくれます。
この防火シャッターは煙感知器に連動して自動的に
降下します。
煙感知器は2つあり
1つは自動火災報知設備用
2つ目は防火シャッター用で
2つの煙感知器は感度が異なっています。
防火シャッター用の煙感知器は
簡単に作動しないように自動火災報知設備用より
鈍く設定されています。鈍いと言っても過去の
火災データより計算された感度なので
確実に煙を感知しシャッターを降下させます。
防火シャッター用の感知器が煙をキャッチすると
こちらの制御盤に信号が送られる。
その後シャッターに電気信号が送られ
自動的にシャッターが降下するしくみです。
防火設備は火災受信機と防火設備の制御が
一体化した火災受信機が主流ですが、
今回設置した1回線用のものもフレキシブルに使えて
大変便利です。