非常警報設備リニューアル工事
概要
非常警報設備
マンション、飲食店が入る複合ビルの
非常警報設備のリニューアル。
ビル竣工当時より使用、老朽化により
リニューアルすることになりました。
この手の改修は年間何十件とこなしていますので
いつもどおり施工していきます。
非常警報の本体。この装置で各階の警報回路を制御しています。
内部にはバッテリーが積んであり非常は各階の
警報版に電気を送ることができます。
内部を空けてみるとシンプルな作りになっています。
まずこの装置から撤去していきます。
最初にブレーカーの電源をオフにし
バッテリーコネクタを抜きます。
電源の供給をとめます。
配線を外すため各配線に端子記号を書きます。
配線は再利用します。
次にニッパーで配線を1本ずつ切断していきます。
ドライバーを回し端子で外すと配線がわからなくなるので
線は端子に残しておきます。
本体を撤去します。
従来の設備はかなり大型なので
特注品のリニューアルプレートを付けます。
スチール製です。
プレートの上に新規装置を取付
配線を端子に接続します。
本体はなんとか収まりました。
従来の設備の半分の大きさです。
次に各階の警報装置を取り替えます
押し釦が経年劣化のため固くなり
押し込むにも力を要します。
また、一度押したら元に戻らなくなり
音響をとめることができない恐れがあります。
一見自動火災報知設備の総合版と同じですが
今回のものは非常警報設備用の警報版を設置しています。
電源をつなげると
パイロットランプが点灯し警戒状態になります。
完成です。
ラベル:非常警報
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