弊社の管理物件で度々火災発報があり調査しました。
弊社で自動火災報知設備を設置したわけではないので
配線ルートは不明ですが、1から調査することに。
誤作動でとくあることといえば
煙感知器 ・エアコンから飛んできたホコリが入った
・タバコを吸った【最近ではあまりない】
・水漏れで感知器内の端子間がショート
熱感知器 ・ぶつけた
・リーク孔つまり【差動式】
・水漏れで感知器の端子間がショート
といったところでしょうか。
今回の調査では上に書いた項目にあてはまるような
ことはなかったため配線をチェックすることになりました。
まず、総合盤を開けてみると、、、
はい、いきなりビンゴでした
配線の被覆が完全に剥がれていました。
発報原因はネズミにかじられたことでショートし
度々発報していたのです。
施工者の方はおわかりいただけると思いますが
HP0.9の2Pを幹線として使用していました。
これをHPの5Pや10Pを使用していた場合は
配線の被覆の内側にアルミの紙が挟まっているので
ここまでの状態にはならなかったかもしれません。
付いている感知器を外し配線を引き出してみると
天井内の配線もズタボロになっていました。
完全に配線はアウトです。
すべて引き換えるしかありません。
ついでに、表示灯がつかないという症状があり
並行して調べていたらヒューズが落ちていました。
表示灯回路の幹線がショートしているので
各々配線を絶縁して復旧させました。
フロア配線についてはまた別の機会に書こうと思います。