2016年03月07日

屋内消火栓移設工事

屋内消火栓移設工事

数ヶ月前に屋内消火栓を移設したいとご連絡をいただき
ようやく完成しました。

消火栓の移設工事は管轄消防署へ着工届(設計書)の提出が必要になります。
※着工届は工事10日前までに提出する必要があります

消火栓は大きく分け1号消火栓と2号消火栓があり
今回の工事は1号消火栓のため
1. 水平距離を25mですっぽり包含できること(出来なければ消火栓を増設)
2. ホースが一番遠い場所まで30m+7m(放水距離)で届くこと

簡単にいえばこの2つをクリアしていればOKです。

今回はゆうゆう消火栓1基で足りました


今回の作業の流れ

1、 屋内消火栓配管内の水を抜く
  【屋上の高架水槽バルブを閉止し、工事する消火栓配管から水を抜く】

2、 自動火災報知設備の配線を切断
  
3、 配管を撤去し、移設先まで配管をもり替える

4、 消火栓ボックスを移設先へ

5、 自動火災報知設備配線を延長し消火栓ボックス内で再接続する

6、 接続後試験を総合的な試験をする



IMG_3176.JPG

まず本体から幹線を切り配線がわからなくならないように
あみそ組という処置をします。あみそは配線に順番をつけ編む
ことで、後でどの線かわから書くならないようにします。

念の為にさらにビニールテープでC、やLと書き込みます。
ここまですれば間違えることがほぼなくなります。

IMG_3180.JPG

配管を抜き、配線をすべて切り離した状態
これで消火栓を動かすことができます。

IMG_3183.JPG
工事完了後

その後各種試験を実施問題なく無事完了、
管轄消防署へ設置届を提出いたしました。



posted by showbou at 17:15 | Comment(0) | 消火設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月26日

火災感知器の試験

火災感知器は大きく分けて熱式と煙式に分けられます。
煙感知器は地下や無窓階に使用します。

煙感知器を試験をする場合は試験棒の先端から試験用ガスを
噴霧し煙感知器内に送り込みます。
正常に作動したら煙感知器に設置されている赤色LEDが点灯します。
感知器が経年劣化すると煙を入れても作動しなかったり逆にすぐ反応
してしまったり様々です。

IMG_9847.JPG

熱感知器は加熱試験を行います。
試験棒の先端に白金カイロを搭載した装置を熱感知器に当て込みます。
熱感知器の設定温度になったら作動します。
作動時は煙感知器と同様に赤色LEDが点灯します。

IMG_9839.JPG



IMG_9841.JPG

この感知器は定温式スポットという熱感知器で一定の温度になったら
作動するする仕組みになっています。主に厨房や押入れで使用します。
こちらは75度付近で発報する感知器です。

誤作動でベルが鳴った場合は赤色LEDが点灯している感知器が原因
ということになります。




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posted by showbou at 21:17 | Comment(0) | 自動火災報知設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏外郭放水路【地下神殿】

1992年に着工し14年後の2006年に完成した首都圏外郭放水路。
この施設は台風や大雨によって行き場を失った水を一時的に溜め込み
洪水を防止する目的で造られました。

IMG_191212.jpg

防災の仕事をさせていただいていることもあり以前から興味があった場所で
ようやく中に入ることができました。

IMG_19141.jpg


高さ177m 幅78メートル

首都圏外郭放水路

見学会について
posted by showbou at 20:43 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

総合盤の移設

依頼内容---総合盤の移設
現場---東京都23区内
設備---自動火災報知設備 P型1級総合盤

総合盤は自動火災報知設備でベル、ランプ、押し釦【発信機】
3点を収納したボックスです。
IMG_9721.JPG

総合盤【機器収容箱】 

収納ボックスは必ず必用ではなくランプ、ベル、押し釦【発信機】を
それぞれ個別に設置することが可能です。
最近某有名スーパーで個別設置しているのをみかけました。

総合盤を移設するためには一度器具と配線を切り離す必用があります。
自動火災報知設備を工事する前に火災受信機を保守モード【ベルが鳴らない】へ
切り替えます。総合盤は自動火災報知設備の幹線の中継地点なので
配線を延長する場合は確実に間違いなく接続しなければなりません。
もし内装完成後に不具合がみつかったら最悪の場合仕上がった壁を
一度壊して再接続することになります。

IMG_9724.JPG

しっかりと専用の部材と工具で施工すれば不具合は発生しません。
今回は耐熱配線の14心を使用します。

当然ですが管轄消防との打ち合わせは必須になります。





posted by showbou at 20:04 | Comment(0) | 自動火災報知設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月12日

特定一階段等防火対象物

特定一階段等防火対象物 【とくていいちかいだんぼうかたいしょうぶつ】

長い単語ですが分解してみると

特定 ----------- 特定用途【不特定多数が使用できる用途】
1階段 --------- 屋内階段が1系統
防火対象物 ---- 建物

特定用途が地下、3階以上に存在する建物のことです。
特定用途の表で黄色い部分

text4202.png

単純に上の図を覚えていただけでOKです

屋外階段である場合は該当しません

text4249.png

こういった場合は特定一階段等防火対象物にはなりません。


特定一階段等防火対象物は全館に自動火災報知設備が義務化されます。
階段室などの竪穴区画には7.5mに1個煙感知器を設置することが必用です。

■全館に自動火災報知設備の設置
■竪穴区画には7.5mに1個煙感知器を設置






posted by showbou at 20:07 | Comment(0) | 消防法や用語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月10日

無窓階・有窓階

無窓階【むそうかい】
消防実務をやっているとよく出てくるのが無窓階。字で追っていくと窓があるかないか
とになりますが消防法規では一定の基準を設けています。

法令の文章を見ると

■建築物の地上階のうち避難上または消火活動上有効な開口部を有しない階をいう
地上階とは地面に埋まっていない部分です。地下は無窓階に含みません。

有効な開口部とは
11階以上の開口部基準


text4504.png


直径50cm以上の円が内接することができる開口部の面積の合計≦ 1/30
窓が大きい場合は有窓階になり、床面積が大き場合は無窓階になる。


10階以下の開口部基準
text4438.png


■直径1m以上が内接する窓 又は 幅75p高さ1.2mの窓
        +
■直径50pの円が内接できる窓

開口部の面積の合計≦ 1/30
窓が大きい場合は有窓階になり、床面積が大き場合は無窓階になる。


開口部の基準

開口部の下端から床面までの高さは1.2m以内としなければならない

text4514.png



また、開口部は道または道に通じる幅員1m以上の通路その他の空地に面したものであること 
※11階以上は適用なし

text4542.png


格子が付いている場合もだめです。



無窓階になるとどうなる?

結論から言うと消防設備の設置基準がだいぶ厳しくなります。
例を挙げると

■屋内消火栓を設置する場合の一般的な基準は
木造700u 準耐火1400u 耐火2100u

無窓階がになると
木造150u 準耐火300u 耐火450u

かなり厳しいですね。

■自動火災報知設備の感知器を設置する場合

無窓階になると煙感知器の設置が義務化されます。
熱感知器よりコストがかります。

■非常警報設備を設置する場合

収容人数が50人以上で義務が
無窓階になると20人以上で設置義務になります


まだまだありますが無窓階になると法律が厳しくなるのです。





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posted by showbou at 16:39 | Comment(0) | 消防法や用語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月09日

非常灯のバッテリー交換

依頼内容---非常灯のバッテリー交換
物件用途---事務所ビル

非常灯の点灯保持時間は【30分】です。
停電時に自動的にバッテリー回路に切り替わり
周囲を明るく照らします。
基準では1ルクス以上【蛍光灯タイプは2ルクス】の照度が必要になります。

非常灯バッテリー.png

■バッテリー交換の目安
8年〜10年

おおよそ8年から10年経過したらバッテリー交換を推奨しています。

無題42.png
13Wタイプの非常灯

今回交換したのはΦ100の埋込み型13Wタイプでごく一般的なものです。
小さいですがものすごく明るいです。

明かりがあるという安心感は大きいですね。
posted by showbou at 11:42 | Comment(0) | 非常電源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

防火戸ラッチ交換

依頼内容---劣化した防火戸用ラッチの交換
建物用途---老人福祉施設

階段室のような竪穴区画に面する扉は防火性能を
有しているものでなけでばなりません。
そのため防火扉や防火シャッターを設置します。

防火扉は原則扉が閉まっている状態で使用します【常閉】
閉まっている状態だと建物の使用勝手が悪くなる場合があるので
この場合には通常時に開いていて火災時に閉まるような
しくみで設置することができます。

ラッチ.png

ラッチは防火扉につけたフックを引かっけ扉を開けっ放しにします。
階段に設置してある煙感知器【光電式スポット3種】が作動した時に
ラッチが開きフックを開放します。その後扉が自重により締まります。

火災による煙が発生
煙感知器が作動
連動制御盤からラッチへ信号を発信
ラッチが開放
扉が自重により締る

防火戸作動の有無が生存を大きく左右させます。
確実に作動するように点検、整備が必須になります。
ラベル:防排煙設備
posted by showbou at 11:08 | Comment(0) | 防火設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年06月08日

誘導灯バッテリー交換

依頼内容---誘導灯のバッテリー交換

火災時に真っ暗な状態で避難することは大変困難です。
真っ暗闇の中大勢が限られた避難口を求めパニックを引き起こします。
パニックが起こり煙に巻かれて・・・といった歴史があります。

通常誘導灯と非常灯はバッテリーを搭載していますが
バッテリー内の容量がなくなっていた場合機能しません。
無題7.png

通路誘導1.png

本体はバッテリーを交換することで再度使用することができます。
年期の入った古い器具は充電するブロック(電源ユニット)がダメになっている場合が
あるので器具ごと交換しなけてばなりません。

通路誘導2.png

バッテリーの寿命はなんでかばらつきがあるようで
5年〜10年ほど使用できるます。中には3年も経過していないのに
ダメになってしまうものもありますが。

万が一に備えて定期的に交換することを推奨しています。

posted by showbou at 14:59 | Comment(0) | 非常電源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガス漏れ検知器の交換

依頼内容---ガス漏れ検知器の交換

ガス漏れ検知器は厨房、キッチン、ガス管引き込み口に
設置されています。

ガス漏れ検知器は5年間使用すると誤作動が起こったり、
正常に作動しなくなる恐れがあるため5年間使用した検知器
交換することが必要になります。


IMG_0300.JPG

今回設置したガス漏れ検知器は都市ガス用のもの

都市ガスは空気より軽いため天井部に設置します。
一方プロパンガスは空気より重いため床付近に設置します。

消防法でのガス漏れ火災警報器の設置基準
■特定用途の地階で1,000u以上 令別表第一.pdf 黄色い部分
■複合用途防火対象物(16項イ) で特定用途の合計が500u以上
■地下街、準地下街で1,000u以上
■準地下街の特定用途合計 500u以上

ガス漏れ火災警報機は作動時にガス遮断弁を閉止させるしくみがあるので
被害を最小にするためにも5年で交換することが要求されます。
ラベル:ガス漏れ
posted by showbou at 14:37 | Comment(0) | その他消防設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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