屋内消火栓移設工事
数ヶ月前に屋内消火栓を移設したいとご連絡をいただき
ようやく完成しました。
消火栓の移設工事は管轄消防署へ着工届(設計書)の提出が必要になります。
※着工届は工事10日前までに提出する必要があります
消火栓は大きく分け1号消火栓と2号消火栓があり
今回の工事は1号消火栓のため
1. 水平距離を25mですっぽり包含できること(出来なければ消火栓を増設)
2. ホースが一番遠い場所まで30m+7m(放水距離)で届くこと
簡単にいえばこの2つをクリアしていればOKです。
今回はゆうゆう消火栓1基で足りました
今回の作業の流れ
1、 屋内消火栓配管内の水を抜く
【屋上の高架水槽バルブを閉止し、工事する消火栓配管から水を抜く】
2、 自動火災報知設備の配線を切断
3、 配管を撤去し、移設先まで配管をもり替える
4、 消火栓ボックスを移設先へ
5、 自動火災報知設備配線を延長し消火栓ボックス内で再接続する
6、 接続後試験を総合的な試験をする
まず本体から幹線を切り配線がわからなくならないように
あみそ組という処置をします。あみそは配線に順番をつけ編む
ことで、後でどの線かわから書くならないようにします。
念の為にさらにビニールテープでC、やLと書き込みます。
ここまですれば間違えることがほぼなくなります。
配管を抜き、配線をすべて切り離した状態
これで消火栓を動かすことができます。
工事完了後
その後各種試験を実施問題なく無事完了、
管轄消防署へ設置届を提出いたしました。